桜島
鹿児島のシンボルである「桜島」は、錦江湾にある陸続きの島。標高約1,117メートルの御岳(北岳)という活火山が、現在も活発に噴火を続けています。散策に適した溶岩遊歩道の途中には、絶景を望める展望所も複数完備。
海沿いの露天風呂を楽しめる「古里温泉郷」や、錦江湾を見晴らせる日本最大級の足湯などもあり、観光スポットが盛りだくさんです。
仙巌園(せんがんえん)
江戸時代初期に薩摩藩主・島津氏によって造られた、別邸跡とその庭園。日本を代表するとも言われる庭園は、錦江湾や桜島の景観を取り入れた設計で、雄大な景色が楽しめます。
隣接する尚古集成館は幕末に建てられた金属加工の工場跡で、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ。島津家の歴史や近代化事業を紹介する展示が行われています。
西郷隆盛銅像
江戸城無血開城や明治新政府樹立など、明治維新に多大な功績を残した西郷隆盛。西南戦争で敗北後、鹿児島市内にある故郷・城山の地で自刃しました。
この銅像は没後50年祭記念として、城山を背景に立てられたもの。高さ約8メートル、日本初の陸軍大将の制服姿で仁王立ちする姿は勇ましく、鹿児島を象徴するモニュメントです。
出典:楽天トラベル
奄美大島
奄美大島・加計呂麻島は鹿児島本土と沖縄本島のほぼ中間の洋上に位置する、亜熱帯性気候の島。
その大部分を占める森林部には多くの生物が生息し、世界に誇る多様性と希少性を併せ持っています。そのことが認められ、2021年には世界自然遺産に登録されました。
この生命がにぎわう豊かな島で暮らす人々は、自然に寄り添い、独自の文化を築いてきました。琉球、薩摩、アメリカと支配者が変わる歴史の波に翻弄されながら育んできたのは、何よりも人と人とのつながりを大切にする心。どこか懐かしいあたたかさを感じさせるこの島で、あなたは何を感じるでしょうか。
出典:あまみの
種子島
かつてポルトガルから鉄砲が伝えられた地であり、現在は日本最大のロケット発射場のある種子島。本土最南端の佐多岬より南東約40㎞の位置にあり、平坦で南北に細長い地形は、どこかロケットの形に似ている。鉄砲伝来紀功碑がある門倉岬(南種子町)から、そう遠くない場所に最先端科学の種子島宇宙センターが建つという、過去と近未来の融合にこの地の素晴らしさがある。北の西之表市から南の南種子町まで、点在する新旧のスポットを巡りながら、島に流れる固有の“時”を感じたい。 遠浅の美しいビーチでは、シーカヤックやダイビングなど一年中マリンスポーツが楽しめる。太平洋の荒波が打ち寄せる鉄浜(かねはま)海岸(西之表市)など、絶好のサーフポイントとなる海岸には全国からサーファーが集まり、ファンウェーブを求めて移住する人も多い。安納芋や黒糖、トビウオにナガラメ(トコブシ)など食も充実していて、楽しみは尽きない。
霧島神宮
霧島市にある霧島神宮は、鹿児島中央駅から車で約1時間20分のところにあります。
濃い緑に包まれた参道・境内を抜けると、格調高い朱塗りの社殿があらわれます。建国神話の主人公である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀った霧島神宮は、創建が6世紀と古い歴史を誇る神社です。
最初は高千穂峰と火常峰(御鉢)の間にある背門丘に建てられたといわれていますが、霧島山の噴火による消失と再建を繰り返し、500年以上前に現在の場所に移されました。
現在の社殿は島津氏第21代当主(第4代薩摩藩主)島津吉貴が、1715年に建立・寄進したものです。年間100以上の祭儀が行われ、中でも元旦と2月11日に本殿で奉納される九面太鼓は、勇壮な郷土芸能として県内外から注目を集めています。
この近辺には霧島の七不思議や古宮址などもあります。桜の時期には薄桃の花が、紅葉の時期には紅葉の赤と鳥居の朱がよく映えます。
出典:かごしま市観光ナビ
池田湖
池田湖は,周囲15km・水深233mの九州最大のカルデラ湖です。湖水は藍色に澄み,薩摩富士と呼ばれる開聞岳が望めます。体長2m・胴回り50cmの大うなぎが棲息しており,幻の怪獣「イッシー」の湖としても有名です。
池田湖畔の花壇には、四季を彩る花々が咲き誇り、池田湖越しにそびえ立つ開聞岳とのコラボは、多くの人を魅了します。
出典:いぶすき観光ネット
長崎鼻
薩摩半島の最南端に突き出た岬、長崎鼻。浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられ「竜宮鼻」の別名を持ち、乙姫様を祀った龍宮神社もあります。またその名にふさわしく、夏はウミガメの産卵地にもなります。薩摩長崎鼻灯台は日本ロマンチスト協会が展開している「恋する灯台プロジェクト」において、県内では初めて「恋する灯台」に認定されました。この白い灯台と波しぶき、青い海と空、秀峰「開聞岳」とはるか海上にうかぶ屋久島や三島の島影。霧島錦江湾国立公園に指定されているこの地は、まさに風光明媚な風景を誇り、南国の旅情をかき立ててくれます。ぜひ一度は立ち寄りたい薩摩半島最南端の岬です。
出典:かごしまの度
照国神社
島津家第28代当主・島津斉彬公を祀る神社です。鹿児島市で最も大きな神社として、多くの参拝者が訪れています。
文久3年(1863年)、天皇から島津斉彬公に「照國大明神」の神号が授けられ、翌年、南泉院跡に社殿が建てられ、照國神社となりました。
西南戦争により社殿と宝物を焼失し、明治15年(1882年)に復興されたものの、昭和20年(1945年)に戦災で再び焼失しました。昭和33年(1958年)に復興造営され、現在は鉄筋コンクリート造りになっています。
入館料無料の資料館があり、境内には斉彬公、探勝園には久光公・忠義公の銅像もあります。
出典:かごしまの旅
南洲墓地
西南戦争で戦死した2023名が埋葬されている南洲墓地があり、西郷隆盛を囲むように薩軍戦没者の墓が並んでいるほか、西郷らを支援した大山綱良の墓もあります。
出典:かごしま観光ナビ
鹿児島神宮
鹿児島県霧島市に鎮座する古社であり、大隅国一之宮として知られている。主祭神は天津日高彦火火出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと)で、神武天皇の祖先にあたる神である。創建は不詳であるが、古くから地域の信仰を集め、歴代薩摩藩主の崇敬も篤かった。社殿は幾度か火災や戦火に見舞われたが、その都度再建され、現在の本殿は江戸時代に再建されたものである。春には流鏑馬(やぶさめ)神事が行われ、伝統文化が今も受け継がれている。霧島の自然と調和したその姿は、霊験あらたかな神社として今も多くの参拝者を集めている。
南洲神社
鹿児島市上竜尾町に位置する神社であり、西郷隆盛を主祭神として祀っている。明治維新の中心人物であり、西南戦争の指導者でもあった西郷の遺徳を偲び、明治23年に創建された。境内には西郷の墓所をはじめ、多くの維新志士たちの墓が並び、南洲墓地として国の史跡にも指定されている。神社は質素で落ち着いた佇まいを見せ、西郷の精神性を象徴する場ともなっている。毎年9月には例祭が行われ、地元の人々のみならず全国から多くの参拝者が訪れる。南洲神社は、西郷隆盛の思想と薩摩の歴史を後世に伝える重要な場所である。
屋久島
鹿児島県南部に位置する円形の島であり、1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録された。島の面積の約90%が山地で占められ、九州最高峰の宮之浦岳を中心に豊かな森林が広がる。特に樹齢数千年とされる縄文杉は島の象徴である。年間を通じて降水量が非常に多く、「一か月に35日雨が降る」とも称される。独自の生態系を持ち、多様な動植物が共存する自然の宝庫である。
沖永良部島
鹿児島県奄美群島に属する隆起サンゴ礁の島である。温暖な気候とサトウキビ畑が広がるのどかな風景が特徴である。地下には多くの鍾乳洞が存在し、特に「昇竜洞」は長さ3.5km以上にも及ぶ大規模な鍾乳洞で知られる。また、武士・西郷隆盛が流刑された地としても有名であり、歴史と自然の両面で注目される島である。
与論島
鹿児島県最南端に位置する島であり、沖縄本島にも近い。島は白砂のビーチと透明度の高い海で知られ、観光地として人気が高い。特に干潮時に現れる「百合ヶ浜」は絶景として多くの観光客を魅了する。島の文化は沖縄と共通点も多く、方言や祭りにもその影響が色濃く見られる。サンゴ礁に囲まれた美しい景観と穏やかな島民の気質が魅力の島である。
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